ウェディングドレスの選び方
女性にとって永遠の憧れともいえるウェディングドレス。結婚式の準備の中でも、最も楽しく、また最も悩むところでもあります。一着を選ぶのは大変かもしれませんが、一生に一度の結婚式ですから、自分に似合う最高のウェディングドレスを選んで当日に臨みたいものです。
そこで今回は、ウェディングドレスの選び方のポイントをご紹介します。 ウェディングドレスには、たくさんのデザインがあります。自分の好みやスタイル、雰囲気などに合わせて本当に似合う運命の一着を見つけられるよう頑張りましょう!
ウェディングドレスの選び方のポイント
ただ漫然とたくさんのウェディングドレスを見比べていても、その中から一着のドレスを選ぶことはできません。
ウェディングドレスを選ぶ基準をいくつかに分けて、それらを全てクリアするものを探して候補をどんどん絞っていきましょう。
好みのイメージ・条件を調べる
何よりも重要なのは、自分自身の好みです。結婚式の主役は新郎新婦ですよね。ウェディングドレスについても、もちろんドレスを着る新婦の意見が一番大切。
他の人がどんなに褒めてくれても、自分自身が納得しているウェディングドレスでなければ意味がありません。 とはいえ、普通の洋服を選ぶのと同じようには選べないのがウェディングドレスです。
そこで、どんなデザインが好きか、どんな雰囲気が理想か、あらかじめイメージしてからドレスショップなどを訪ねるようにしましょう。
理想といっても、具体的にならなくても大丈夫。例えば可愛い雰囲気とシックな雰囲気ならどちらが好きか、ゴージャスで装飾が派手なものとシンプルで洗練されたものなら……というように、抽象的でぼんやりとしていても良いので想像してみてください。
もし、上手くイメージできないというときには、SNSなどで結婚式の様子を投稿している花嫁さんのアカウントなどをチェックしてみるのもおすすめ。
実際にかわいいドレスを見れば、「自分もこんなウェディングドレスを着てみたい」とか、「自分はもう少しシンプルでクールな印象のドレスがいいな」とか、いろいろな感想が自然と浮かびます。
とはいえ、そのイメージに合うものを自分ひとりで全てのドレスの中から選ぼうとしなくても良いのです。 ドレスショップのスタッフは何人もの花嫁にウェディングドレスを選んできたプロ中のプロ。
漠然としたイメージを伝えれば、それにマッチしたドレスをピックアップしてくれるはずです。どれも素敵で選べない、と途方に暮れてしまったら遠慮なく力を借りましょう。
自分の体型から似合うものを選ぶ
気に入って試着してみたものの、着てみたらなんだかしっくりこない……というケースもよくあります。
というのも、女性の体型によって似合うウェディングドレスの形は違うのです。
痩せている人、ぽっちゃりしている人、背が高い人低い人……多くの女性がそれぞれに体型に関するコンプレックスを抱えているものですよね。
自分の好みに合わせてある程度候補を絞れたら、次は好みだけではなく体型にもしっくりくるスタイルのドレスを探しましょう!
例えば、ぽっちゃり体型の人にはAラインやプリンセスラインのドレスが似合うことが多いです。
上半身はすっきりとシンプルに、下半身はたっぷりとしたスカートでゴージャスなシルエットで、気になる体型を隠してくれるのです。
逆に痩せ型の人なら、そのスタイルを生かして体にぴったりとフィットするタイプのスレンダーなドレスもおすすめです。 背が高い女性には、マーメイドラインやスレンダーラインなど、スタイルの良さを活かせるシルエットのドレスがよく似合います。
ただ、身長の高さを目立たせたくない場合には、あえてプリンセスラインなどボリューミーなドレスを選ぶのも一手です。
その他にも、肩幅が広い人はあえてデコルテを出すハートネックのドレスが似合う、胸のが小さめの人は胸元にボリュームがあるデザインや首周りが覆われるハイネックのドレスなどを上手に着こなせる……などなど、体型に関する特徴によって似合うウェディングドレスのデザインは少しずつ異なります。
気になる部分はついつい隠したくなってしまいますが、マーメイドラインやスレンダーラインのような体の線がよくわかるシルエットのものはボリューミーでメリハリのある体型の方が似合うという一面も。
コンプレックスに感じている部分もあえて目立たせることで長所に変わることもある、と覚えておくと偏りなくフラットな目線でウェディングドレス選びができそうですよね。
スタイルやシルエットを自分ではあまり意識してこなかったという方も、他の人に見比べてもらうとわかりやすいですよ!
結婚式の雰囲気、会場から合うものを選ぶ
案外忘れがちなことですが、どんな雰囲気の結婚式にするか、ということもウェディングドレス選びにとっては大事なポイント。
ドレスのデザインだけで決めると、会場の雰囲気や装飾から浮いてしまい、野暮ったい印象になってしまうこともあるのです。
例えばチャペルウェディングなら、存在感がありまさにウェディングドレスといったイメージのドレスがしっくりきます。 長いトレーンのウェディングドレスは、ヴァージンロードを歩く花嫁の姿をとても美しく演出してくれます。逆に、カジュアルな人前式で挙式をする場合には、ナチュラルでシンプルなデザインのドレスが似合います。 会場の物理的な広さもウェディングドレス選びに深く関係しています。広々とした大きな会場で結婚式をするなら、その広さに負けないよう華やかでゴージャスなウェディングドレスがおすすめ。
もっと狭い会場でアットホームな挙式にするつもりなら、ウェディングドレスもそれに合わせてボリュームは控えめに、しかしゲストとの距離が近い分細部の装飾にまでこだわって作られたものを選ぶとおしゃれです。
どんな種類(タイプ)のドレスがあって、どんな体型に合う?
ウェディングドレスには、本当にたくさんのタイプがあり、どんな体型の女性に似合うかも少しずつ違います。ひとつずつチェックしていきましょう!
Aラインドレス
ウエストの位置が高めで、腰から裾にかけて徐々にスカートが拡がるシルエットのドレスです。 シンプルで上品、まさにドレスらしいシルエットで、どんな体型の女性でも着こなしやすく人気が高いシルエットです。
その中でも、特に身長が低めの女性によく似合います。
プリンセスラインドレス
すっきりとした上半身、ウエストの切り替えでスカートが裾に向かって大きくボリューミーに膨らむタイプのドレスです。
いわゆる「お姫様」が着ているイメージの強いシルエットです。
華やかで可愛らしい印象で、ボリューミーなスカートで気になるお腹をきれいに隠せるため、ぽっちゃりした女性やおめでた婚をする女性にも人気です。
マーメイドラインドレス
人魚のように、膝上まではぴったりとボディラインにフィットするライン、そして膝下からは美しいフレアが拡がるデザインのドレスです。大人っぽくセクシーな印象になりますね。
女性の体が持つメリハリのあるボディラインを強調するデザインなので、女性らしさや曲線美をアピールしたい方におすすめ。
スレンダーな人はもちろんですが、グラマーな女性にもよく似合います。
エンパイアラインドレス
切り替え部分が胸下にあり、スカート部分が他のデザインと比べ長めのエンパイアライン。
古代ギリシャの女神が着ている服をモチーフとしていて、洗練されていながらもナチュラルなシルエットです。
ハイウエストなので縦のラインが強調され、背は高めに、体型はスレンダーに見せてくれるのが特徴。
年齢・スタイルを問わずいろいろな人に似合いますが、身長が低い人、ぽっちゃりした人には特におすすめです。
スレンダーラインドレス
名前の通り、ボディラインが強調される細身のシルエットで、大人っぽくスタイリッシュなイメージのドレスです。
マーメイドラインほどのフィット感はありませんが、それでも体のラインを美しく見せるのが特徴です。
長身で痩せ型の人にとっては、長所をさらに目立たせることのできるシルエットです。ボリュームがないため、狭い会場でも歩きやすいというメリットもあります。
どのくらいのドレスをいつまでに試着するのが一般的?
ウェディングドレスを選ぶ上で、試着は絶対に欠かせませんよね。早いうちからきちんと試着の予約をして、理想のドレスをじっくり選べるようにしましょう。
試着の回数は、結婚式の当日までにおよそ2回から3回という人が多いようです。気になる一度目の試着の時期ですが、「挙式当日の1年から半年前」というのが目安。
そんなに早く?と驚く方もいるかもしれませんが、土日祝日などは試着の予約がかなり多く、早めに埋まってしまっていることもあります。2回、3回と繰り返し試着をするのであれば、早いうちからウェディングドレス選びをはじめなければ間に合わない可能性も!
結婚式場が決まり結婚式の日付が確定したら、できるだけ早めに予約するようにしましょう。
ドレス選びに迷った時の決断方法とは?
たくさんのウェディングドレスの中から、どうしても一着を決めきれないというとき、どう決断すれば良いのでしょうか。いくつかのコツをご紹介します。
はじめに目に留まったドレスに立ち戻る
後悔したくない、という思いで何着ものウェディングドレスを試着していると、だんだん何がよくて何が悪いのかわからなくなってきたり、細かい部分が気になったりしてきてしまうものです。
どうしても良いものが見つからないときには、一番最初に気に入って手に取ったドレスをもう一度試してみましょう。案外最初の直感が正しいことも多いですよ!
新郎の衣装を先に決める
ウェディングドレスは、着る人に似合うかどうかと同じくらいに新郎の衣装との相性も大切。
一般的にはドレスを決めてから新郎の衣装を探すことが多いですが、ドレスが決まらないときにはあえて順序を逆にし、新郎の衣装を選ぶのもおすすめです。ふたり揃って衣装選びを楽しめそうですよね。
写真写りを確かめてみる
ウェディングドレスを実際に着るのは結婚式の当日だけですが、その日の写真は一生残るものですよね。
結婚式には参加できなかった人、結婚式のときにはまだ生まれていなかったこどもなどにも見せる機会は多いです。 そんな将来を見据えて、写真写りが一番良いドレスを選ぶというのもおすすめです。
候補のドレスを試着した姿を写真に撮って見比べてみると、鏡で見ると素敵でも写真になるとそうでもない……というケースも多いのがよくわかります。
結婚式までに忘れていることは無い?NACODEを参考にして、最高の結婚式を迎えよう。
ウェディングドレス選びをはじめ、結婚式までにはいろいろな準備があり、慌ただしい日々を送ることになります。
どんなに頑張って準備していても、忙しなさからうっかり忘れているタスクなども出てくるかも知れません。
そんなときには、結婚準備情報サイト・NACODEをぜひご参考ください。やり残したこと、忘れていたことはないかしっかりチェックして、最高の結婚式を迎えましょう!