どんな内容にすれば良い?二次会招待状の文面例
披露宴よりもカジュアルではありますが、その分親しい人たちと心ゆくまで楽しむことができるのが結婚式の二次会です。できるだけ多くのゲストに参加してもらいたいものです。
そのためには、ゲストにとってわかりやすい招待状の準備が必要不可欠。
メールやはがき、WEB招待状など、現在は結婚式の二次会の招待状はいろいろな形で送られることがありますが、書き方のポイント自体は変わりません。マナーを踏まえ、メールやはがき、WEB招待状で招待状を書くためのコツをご紹介します!
二次会の招待状に掲載する項目とは?
結婚式の二次会の招待状に掲載しておきたい内容は全部で7項目あります。ひとつずつ順番にみていきましょう。
①日時
結婚式の二次会を行う日時はもちろん欠かせません。
時間については、「会場への入場が開始する時刻」「二次会がスタートする時刻」の両方をそれぞれ明記するようにしましょう。
②会場
二次会を開く会場の名前を書きます。レストランなどで開かれることも多い二次会ですが、ゲストの中には当然そのお店を知らない方もいます。
公式HPなど、会場となるお店に関する情報をチェックできるようなサイトのURLを添えておくとより親切です。
③会場の場所と地図
二次会会場の最寄り駅、そして会場までの具体的なアクセス方法もきちんと説明します。
例えば「○○駅から徒歩△分」だとか、「○○駅からバスに乗り□□で下車後徒歩△分」というように、丁寧な案内があると良いでしょう。
合わせて、周囲の簡単な地図も載せておきましょう。最近はスマートフォンのアプリなどで地図を見ながら来るという人も多いので、周辺地図を確認できるURLやQRコードを添えるのもおすすめ。
公共の交通機関の情報だけではなく、自家用車で来る人のために、駐車場の有無や駐車スペースについても書き添えておくとベターです。
④会費の金額
二次会は会費制で開くことが多いですよね。招待状であらかじめ会費についても記載しておきましょう。
男女で会費の金額に違いがある場合にはひと目でわかるようはっきりと分けて書いておきます。
⑤ドレスコード
結婚披露宴と違い、結婚式の二次会の雰囲気は結婚するカップルによって千差万別です。
参加するときの服装は会場のグレードに合わせることになるので、ゲストが衣装選びに失敗しないよう、事前に招待状でドレスコードを通知しておきましょう。
例えば「フォーマル」「カジュアル」というような全体のスタイルと合わせて、「テーマカラーがブルーなのでブルーのアイテムを身につけてきてほしい」「思い切りかわいらしくドレスアップしてほしい」など、オリジナリティのあるドレスコードを指定するのも楽しいですね。
特にこれといったドレスコードを設けない場合には、「平服でお越しください」と書き添えるだけでオーケーです。
⑥出欠確認の返信期日
二次会の出欠の返事について、「誰に」「いつまで」返信すればいいのかもちゃんと記載します。
⑦返信にふたりへのメッセージなどを添えてもらいたい旨
これは上記の6項目とは異なり、必ずしも必要な内容というわけではありませんが、出欠の返事に添えて新郎新婦へのメッセージなどを書いてもらいたい、とお願いしてみるのもおすすめです。
二次会当日、ふたりにまつわるエピソードとして紹介できれば、新郎新婦をよく知る二次会のゲストも盛り上がってくれるはず。特に親しい人、付き合いの長い人などにお願いしてみましょう。
招待状を書く時に気をつけるポイント
①送る人によって文章の書き分けが必要
親しい人しか呼ばない結婚式の二次会といっても、職場の上司や年上の知人、お世話になった恩師の先生など目上の方をゲストに招くこともありますよね。
そういった目上の方に宛てる招待状は、友人たちに送るものとは文面を変え、より丁寧に書くよう注意しましょう。
もうひとつ気をつけたいのが絵文字の使用。近頃は、メールで使えるかわいい絵文字もたくさん増えましたよね。 せっかくの結婚式ですから、ハートマークなど華やかな絵文字を使って招待状を作りたくなってしまうかもしれません。
ですが、こうした絵文字はあくまで機種依存文字。自分には相手方のパソコンやスマートフォン等では文字化けして見えなくなってしまうこともあります。 親しい友人たちはもとより、目上の方には使わないようにしましょう。
②情報に不足が無いように気をつけよう
結婚式の二次会の招待状として、情報に不足がないかしっかり確認することはとても大切。
記載漏れがあって後から何度も補足のメールを送るようなことになれば、こちらの印象も悪くなってしまい、目上の方に対しては失礼にあたることにもなります。
メールを送信する前にきちんとチェックしておきましょう。
③件名でスルーされないよう工夫する
最近は、結婚式の二次会の招待状についてはメールで済ませるケースがとても多いです。
もちろんメールで招待状を送っても問題はないのですが、メールの招待状を送った際に多いトラブルとして「迷惑メールとして処理されてしまう」ということがあります。
例えば件名が英文字のみであったり、無題だったりすると迷惑メールと判断されスルーされてしまう可能性が高くなります。件名でふるいにかけられないよう、きちんと要件のわかる件名でメールを送りましょう。 招待状を確認してもらうためにも、「新郎新婦の名前を件名に入れる」「結婚式の二次会に関する連絡だと件名から判断できるようにする」、このふたつを意識してメールの件名を記入してください。
二次会の文面例
招待状に記載する内容のうち、差出人や送る相手によって内容が変わるのは文頭の部分になります。二次会の日付や会場の場所等の情報ではなく結婚を報告する部分、いわゆる本文にあたる部分ですね。目上の人向けの文例と友人向けの文例、それぞれをご紹介します!
先輩・上司・目上の人向け
- 皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます
突然のご報告ではございますがこの度、私たち○○(新郎フルネーム)と△△(新婦フルネーム)は、
平成○○年○月○日、結婚式を挙げることとなりました。
つきましては、結婚の報告とご挨拶を兼ねまして
お世話になった大切な方々をお招きし下記の通り小宴を催すこととなりました
お忙しいとは存じますが、是非ともご出席くださいますようお願い申し上げます。
友人向け
- メールでの連絡失礼します。
○○(新郎側の友人なら新郎の名前、新婦側の友人なら新婦の名前)です。
突然のご報告ではありますが 私たち○○(新郎フルネーム)と△△(新婦フルネーム)は、この度結婚することになりました。つきましてはささやかではございますが大切な方々・お世話担っている方々をお招きしての二次会パーティーを下記の日程で開催する運びとなりました。
ご都合がよろしければ是非ご参加いただけますようお願いいたします。
この文例を雛形として、相手に合わせた挨拶などを添えるとベターです。
1.5次会お披露目パーティーの文面例
披露宴と二次会とを合わせたような雰囲気の1.5次会。二次会よりも若干フォーマルなので、招待状の内容も少し変わります。
先輩・上司・目上の人向け
- 謹啓 盛夏の候(季節に合わせた時候の挨拶) 皆さまお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。
このたび私たち○○(新郎フルネーム)と△△(新婦フルネーム)は結婚式を挙げることになりました。
つきましては、日頃お世話になっている大切な皆様と楽しいひとときを過ごしたく。
皆様をお招きして感謝の気持ちを込めささやかな披露パーティを催したいと思います、
ご多用中とは存じますがご出席いただければ幸いです、
尚 当日は会費制とさせていただきますので。
ご祝儀などのお心遣いはなさいませんようお願い申し上げます。
謹白
20○○年○月吉日
○○(新郎フルネーム)
△△(新婦フルネーム)(旧姓 ◇◇)
友人向け
- 風薫る新緑の季節(季節に合わせた挨拶)
皆さま いかがお過ごしでしょうか。
さてこの度、私たち○○(新郎フルネーム)△△(新婦フルネーム)は結婚することとなりました。
つきましては 日頃お世話になっている大切な皆さまに
結婚のご報告と感謝の気持ちを込めてこころばかりのパーティを催したいと思います。
私たちの新たなスタートとなる日を皆さまに見守っていただければ幸いです。
お忙しいとは存じますが ぜひご出席いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
全体的に、二次会の招待状よりもかっちりしているのがわかっていただけたかと思います。
新婦の名前については、新しい姓で表記し旧姓を但し書きとして添えても大丈夫です。
招待状も多様化しています。二人にぴったりの招待状を選択しましょう。
結婚式の招待状は年々多様化してきていて、いろいろなデザインのものが認められるようになりました。中でも二次会はカジュアルな会であることもあり、今やメールで準備することが一般的になってきているほどです。
最近人気なのが「WEB招待状」。おしゃれなテンプレ-トを使いふたりだけのオリジナルを作れるのも魅力です。
手紙やメールであっても、ふたりの個性や思いはきちんと伝わるものです。
手紙を郵送するのであればふたりらしいデザインと意匠が凝らされたものを。
メールで送るのであれば、失礼のないよう基本のマナーは押さえた上で、ゲスト一人ひとりへの気持ちがこもったものを送るようにしましょう。